佐賀の基山(405m)に登る
仲間の時間が空いて急遽昼から登る事にした。特別史跡の基肄城水門跡に1時30分集合。住吉宮の石祠があるがその裏の方は昨年夏の大雨のせいで崩れて大きな青いビニールシートで覆われていた。崩れた下からは昔の遺跡が出ているとの話もあるが。水汲み場の前を通り急な舗装された道を少し登って山頂へと書かれた標識から山道に入った。5年前に来た事があるが当時の記憶は殆ど無い。この道は山頂まで一番短いコースであるがそれだけに急登が続く。休憩を取りながらゆっくり登ったが、水門跡からは40分余りで山頂に着く事ができた。幸い今日は見通しが良く草原の広大な基山頂上からは360度筑前・筑後の主要な山々が見渡せる素晴らしい展望が楽しめた。この山は今から1300年ほど前に水城や大野城と時期を同じくして大宰府を守る為に作られた日本書紀に出てくる史上最古の朝鮮式山城のために山中に沢山の史跡がある。1等三角点がある一番高い台地はかって防人や篝火をおいた見張り台だったそうだ。帰りは史跡めぐりコースを下りた。建物を建てた跡の礎石群や土塁跡・門址などを見なが1時間かけてゆっくりと下りてきた。登りに比べて帰りは峰歩きもあり気持ちの良いコースだった。僅か2時間程度だが楽しい山歩きが出来た。
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