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筑紫の野山に花と歴史を訪ねて。

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若杉山(681m)

 会社OB仲間13名で今年最後の登り納めを行った。大野城のまどかぴあに9時集合し3台の車で篠栗に向った。高齢者の登山だから出来るだけ歩く距離を短くしようとドンドン上り、若杉楽園キャンプ場に駐車した。大和の森のスギの大木を眺めながらゆっくり登る。始めて来た人は近場にこんな環境の良い自然が残っている事に驚いている。太祖神社では今年の反省多い行いを謝り、新年は良い年になるようお願いする。このあとハサミ岩を全員無事に通していただき一同一安心。奥ノ院から山頂に向ったが山頂には通信施設の工事用の車が4台停まっていて関係者もいる。登頂したという感激も無いままに若杉ヶ鼻まで下りたが、ここでの絶景に声をあげて感嘆。早速記念写真を撮った後昼食を始めた。雲一つ無い快晴で直射日光の元だが気温は18℃と冬とは思えない最高の天気に恵まれた中での食事は格別に美味い。食事の途中に単独の登山家が少し間をおいて2人が通り過ぎた。内一人に聞くと竈門神社を9時に出発したというからからここまで3時間10分で辿り着いたことになる。その健脚に驚愕する。帰りは大和の大杉へのコースを回り無事駐車場に帰り着いた。会社OBとは今年7回山に登っているが、何れも天気に恵まれ楽しい思い出を作る事が出来た。来年も元気で登れる体力をお互い維持したいものだ。
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目配山(405m)

 いつものように朝のウォーキングを終えて休んでいた9時30分頃山の仲間から古処山に行こうと誘いの電話が入った。ところがそれから集合できたのが10時50分、これでは少し遅すぎるということで近場で私の行った事のない目配山に急遽変更してもらった。386号線を秋月方面へ、弥永交差点を左折して大己貴神社の前の歴史の里公園の駐車場に停める。鳥居の横に「目配山へ2.5km」の標識がある。農道を500m程進むと池がありその奥の水路を渡り右折するとすぐに登山口があった。いきなりスギの人工林の中登りが続くが倒木が多く頭の上を塞ぎ日が当らない為全体に暗い感じだ。20分ほど過ぎると平坦な道に変わる。ピークを避けてアップダウンが殆ど無い歩き易い快適な道だ。ただスギ林の中直射日光が当らずさらに展望が利かないのが残念。「あと20分」の標識を過ぎて最後の急坂を登って山頂に着く。頂上は城跡かと思うほど広く平らだ。桜の木が並んでいる。360度見渡せる絶景だ。山名は神宮皇后伝説から付いたという説があるそうだが目配山という文字からすると各地にある国見山と同様一帯を見渡せる監視の役割があったのだろう。温度計は10度であったが風を避けてあたたかい感じの中で遅い昼食をとった。初めて登ってみて全体的に歩き易い山であったが、登山口直後の薄暗い雰囲気が無ければもっと良かったと惜しまれる。

紅葉を求めて 釈迦岳へ

ここ4・5日雨が続いた。紅葉の終わりが近付いているのでこの期間が勿体ない。やっと回復したので福岡県最高峰の釈迦岳に向った。数ある紅葉の名所といわれる中でも登山と紅葉が同時に楽しめる所は、私の限られた経験ではこの杣の里から御側川沿いに広がる地域より優るところは無いと思う位の一級のエリアだ。ここから大分県の前津江村に通じる道路は昨年の大雨により通行止めになっている。車を杣の大つり橋の手前にある通行止めの標識の近くに止めた。歩き始めると非常に寒い。帰ってから分かった事だが今朝の黒木町の最低気温が1.8℃だったそうだ。途中先の大雨で壊れた土石流で堪った石や土を越えながら登っていく。紅葉はピークが少し終わった感じだ。前の土日が矢部村まつりだったそうでやはり雨で来られなかったこの一週間が惜しい。それでも充分満足させてくれる景色は残っていた。案内板にはミツバツツジが咲くと書いてある。また登る途中にキツネノカミソリ原生地の看板もあった。この山は秋だけではなさそうだ。朝出るのが遅かったので矢部越に着いたのが既に1時前。あと距離で900m、高さで150mの所で山頂を目指すのは止め昼食をとるため温かい日差しのある場所を探して下る事にした。帰りは通行止めになっている車道を下りたがこの道中すばらしい目の保養をさせてもらった。最近近場の山では見ることが少なくなった「ウメモドキ」の木が2本見つかった。葉っぱは落ちて無く黄色い皮の中に赤い実が見える。よく見つかったものだ。写真を一枚。さらに所々で「ムラサキシキブ」の紫の実。「マユミ」の薄紅い実も見つかった。一つの山でこれだけ目を楽しませてくれるのは嬉しいものだ。存分に堪能して帰路についた。
 

耶馬溪 桧原山(735m)

 紅葉を見るため久し振りに耶馬渓を目指した。日田を過ぎて山国町に入ると横を流れる川の木の枝に白いビニールの切れ端のようなものが沢山ぶら下っている。昨年の大災害の時にあの高さまで水が来たのだろうと想像するが近くに家があり生きた思いがされなっただろうと思う。青の洞門が見える橋まで行ったが紅くなっている木は少しはあるが紅葉はまだまだ先のようだ。奥耶馬渓にも行く積りであったが紅葉見物は諦めて本来の目的である山に向った。今日は仲間の案内で始めての桧原山に登る。国道212号線の津民入口に「九州百名山桧原山入口」と書いた立派な標識に沿い少し行くと再び「桧原山登山口」の標識が右にある。右折して8km舗装された林道を上ると天台宗正平寺に行き着く。1,300年の歴史がある名刹でモミジが見事に紅葉している駐車場に車を置かせていただく。一番下からの登山道は先の大雨で壊れているそうだ。本堂の左手に登り道がある。スギ林を少し行くと分岐点があり左は登り道、正面は下り道の標識がある。左に道をとり山腹を巻きながら登ると押別岩という巨岩の間をすり抜ける所がある。続いて針の耳という這って窟くぐりをすると左京の橋という所で絶景が見える。本には30分と書いているが我々の亀さん歩きでは40分余りかかって上宮に到着。山頂はさらに100mほど奥にあるが展望は利かない。上宮で昼食。下りは電波反射板の横を真っ直ぐの急坂を下る。修験の山であったといわれる行場の遺構が沢山ある。名前を書いた標識があるが多くて覚え切れない。一旦正平寺まで下りたが千本かつら700mという標識が見えた。歩き足りない気分であったのでそちらに向う。山道だが歩き易い。10分ほどで着いたが思わず「ウォー」という声が出た。一株から二〇本くらいに別れた「かつら」の大樹である。女性9人が手を広げてやっと一回りできる太さだから12mくらいはあるだろう。大分県の天然記念物に指定されているそうだ。一見の価値はある。距離は短く簡単に登れる山だが記憶に残るすばらしい山だった。山国町に戻ってくると田んぼのあちこちに面白い光景がみられる。かかしワールドの真っ最中だ。あまりにも見事なので下車して写真を取り捲る。添付の写真に本当の人間が何人いるか分かるかな。正解は3人です。今日は本当に楽しい一日だった。ただ耶馬渓に紅葉だけを見に行くのは勿体ない。是非桧原山を紹介してあげたい。
 

紅葉の坊がつる

 数日前から雨の予報が出ていたため随分気をもんだが、前日には劇的な変化があり傘マークが完全に消え昼からは晴れるとなったので全員に予定通り決行を連絡する。朝7時会社OB11名で紅葉を求めて九重に向った。吉部登山口から9時40分歩き始めた。10分ほど山の空気を味わいながら快適に進みやがて直登にかかる。このコース最大の難関だが20分ほどの辛抱と言い聞かせて登り始めたが昨夜降った雨のため非常に滑りやすい。注意深く手で木や根っ子を掴みながら慎重にゆっくり登っては休む。周りには紅葉した木があるが誰も観賞する余裕は無い。全員無事に登りきり一安心したが倍近い時間がかかった。私自信もこの坂がこんなに苦しいと思ったのは初めてで体力の衰えを痛感した。このあと暮雨の滝で休憩したりしながら順調に進む。平治岳が木々の間から見え始めると紅葉した木が現れ写真を撮る為ペースが落ちる。坊がつるは一面すすきの原で一同感嘆の声が上がる。りんどうの紫色も目立つ。数輪つけたミヤマキリシマが所々で見つかる。右に大きくそびえる三股山に次は登りたいと言い出す人がいる。やっと法華院温泉に着いたのが12時30分。天気予報通り雲ひとつ無い快晴になっている。土石流対策の工事車が沢山並んでいた。昼食後1時20分下山開始。雨ヶ池は新しく木道が付け替えられ、水が溜まって池になっている状態や草木を写した「雨ゲ池あんない」という掲示板が出来ていた。ここからの下り道はいろんな色の葉っぱによる絨毯の上を歩く。気分は良いが滑りやすいので注意。長者原手前にはまだ紅葉は残っていた。下山し終わったのが4時10分。随分と時間は掛かったが初めての人には充分堪能してもらえる山歩きだったと思う。早速12月は何処に連れて行ってくれますかと要望がかかった。
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