耶馬溪 桧原山(735m)
紅葉を見るため久し振りに耶馬渓を目指した。日田を過ぎて山国町に入ると横を流れる川の木の枝に白いビニールの切れ端のようなものが沢山ぶら下っている。昨年の大災害の時にあの高さまで水が来たのだろうと想像するが近くに家があり生きた思いがされなっただろうと思う。青の洞門が見える橋まで行ったが紅くなっている木は少しはあるが紅葉はまだまだ先のようだ。奥耶馬渓にも行く積りであったが紅葉見物は諦めて本来の目的である山に向った。今日は仲間の案内で始めての桧原山に登る。国道212号線の津民入口に「九州百名山桧原山入口」と書いた立派な標識に沿い少し行くと再び「桧原山登山口」の標識が右にある。右折して8km舗装された林道を上ると天台宗正平寺に行き着く。1,300年の歴史がある名刹でモミジが見事に紅葉している駐車場に車を置かせていただく。一番下からの登山道は先の大雨で壊れているそうだ。本堂の左手に登り道がある。スギ林を少し行くと分岐点があり左は登り道、正面は下り道の標識がある。左に道をとり山腹を巻きながら登ると押別岩という巨岩の間をすり抜ける所がある。続いて針の耳という這って窟くぐりをすると左京の橋という所で絶景が見える。本には30分と書いているが我々の亀さん歩きでは40分余りかかって上宮に到着。山頂はさらに100mほど奥にあるが展望は利かない。上宮で昼食。下りは電波反射板の横を真っ直ぐの急坂を下る。修験の山であったといわれる行場の遺構が沢山ある。名前を書いた標識があるが多くて覚え切れない。一旦正平寺まで下りたが千本かつら700mという標識が見えた。歩き足りない気分であったのでそちらに向う。山道だが歩き易い。10分ほどで着いたが思わず「ウォー」という声が出た。一株から二〇本くらいに別れた「かつら」の大樹である。女性9人が手を広げてやっと一回りできる太さだから12mくらいはあるだろう。大分県の天然記念物に指定されているそうだ。一見の価値はある。距離は短く簡単に登れる山だが記憶に残るすばらしい山だった。山国町に戻ってくると田んぼのあちこちに面白い光景がみられる。かかしワールドの真っ最中だ。あまりにも見事なので下車して写真を取り捲る。添付の写真に本当の人間が何人いるか分かるかな。正解は3人です。今日は本当に楽しい一日だった。ただ耶馬渓に紅葉だけを見に行くのは勿体ない。是非桧原山を紹介してあげたい。
